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物権平成23年(2011年) 第4問

共有に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.複数の共有者がそれぞれ共有持分を有している自転車を修理しようとする場合には,共有者全員で合意しなければ,その自転車を修理に出すことはできない。
イ.共有者3人がそれぞれ同じ割合で共有持分を有している場合において,共有者の1人が持分権を放棄したときは,その放棄された持分の帰属は,放棄した共有者を除く共有者間の協議によって定めなければならない。
ウ.共有者2人がそれぞれ共有持分を有している土地について,共有者の1人が自らの持分を第三者に譲渡しようとするときは,他の共有者の同意がなければ,これをすることができない。
エ.共有者2人のうち1人が他の共有者のために共有物の管理費用を立て替えた場合において,立替金返還債務を負っている共有者が第三者に共有持分を譲渡したときは,立替金返還債権を有している共有者は,その第三者に対し,立替費用の支払を求めることができる。
オ.共有物の共有者の1人が他の共有者との協議を経ないで第三者に共有物を貸した場合,第三者によるその占有を承認しなかった他の共有者は,当該共有物を占有している第三者に対し,当然には当該共有物の引渡しを求めることができない。