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個人的法益平成23年(2011年) 第12問

強盗殺人罪に関する次の【見解】A説ないしC説に従って後記【事例】ⅠないしⅢにおける甲の罪責を検討し,後記1から5までの記述のうち,正しいものを2個選びなさい。 【見解】 強盗殺人罪が成立するためには, A説:殺人行為が強盗の機会に行われなければならないとする。 B説:殺人行為が強盗の手段でなければならないとする。 C説:殺人行為が強盗の手段である場合に限らず,事後強盗(刑法第238条)類似の状況にお ける殺人行為も含むとする。

【事 例】 Ⅰ.甲は,強盗の目的で,乙に対し,持っていたナイフを突き付け 「金を出せ。出さなかったら殺す 」などと申し向け,反抗を抑圧された乙から現金を奪い取った後,逃走しようとしたが 乙に追跡され 犯行現場から約10メートル逃げたところで 捕まらないようにするため殺意をもって乙の胸部を刃物で突き刺し,乙を即死させた。 Ⅱ.甲は,乙所有の自動車1台を窃取し,犯行翌日,同車を犯行場所から約10キロメートル離れた場所で駐車させ,用事を済ませた後,同車に戻ってきたところを乙に発見され,同車を放置して逃走した。甲は,乙に追跡されたので,捕まらないようにするため,殺意をもって乙の胸部を刃物で突き刺し,乙を即死させた。 Ⅲ.甲は,乙方において,乙をロープで縛り上げた上,乙所有の現金を奪い取った後,乙方から逃走しようとしたが,乙方玄関先において,たまたま乙方を訪問した丙と鉢合わせとなり,丙が悲鳴を上げたことから,犯行の発覚を恐れ,殺意をもって丙の胸部を刃物で突き刺し,丙を即死させた。

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